お悩み別漢方

疲労感・倦怠感に効果的な漢方

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コロナ禍で、今までと大きく変わったことがありました。

それは、漢方や薬剤師の勉強会がZOOM研修になったことです。コロナ禍前は、ZOOMなんて全く知らなかったのですが、今はとても重宝しています。

仕事終わりや県外まで出向いたときに疲れながら受ける講義よりも随分と効率が良く頭に入ってきます。それに会場へ出向いた研修会の翌日は、どうしても疲れが残って仕事にも差し障る気がします。

疲労が残らないためには、休養・栄養・睡眠が重要です。ところが何らかの原因で、休養・栄養.睡眠が上手にとれず慢性疲労につながる場合も多々あります。

 

疲労感・倦怠感の症例

<70歳代男性>

 

コロナになり、38度台の熱は下がったものの、なかなか倦怠感は取れず毎日ゴロゴロしている。食欲もあまりない。家族が心配し栄養ドリンクを勧めるけれど、糖尿病があるので甘いものは飲みたくない。息切れも気になる。

腹部を温め消化機能を高め、主に風邪の後よく使用する漢方薬を5日間ほど服用していただいたところ、息切れも合わせてすっかり治りました。

 

<70代女性>

身内のゴタゴタに巻き込まれ、不眠の日が続いたところ、昼間もだるくて起きていられなくなった。ちょっとウトウトしても嫌な夢ばかり見る。

気の巡りをよくする漢方薬を1日3回と、さらに心身が疲れている方の不眠に効果的な漢方薬を寝る前に1回服用していただきました。3週間服用し、すっかり眠れるようになり、だるさもなくなったため中止したところ、モヤモヤするというので、服用を再開しました。「漢方を飲んでいると調子が良い」と、現在も服用中です。

 

<60代女性>

毎日倦怠感が続く。朝が一番ひどく、午前中は起き上がれないことが多い。病院に行ったが、「年齢から来るものではないか」と言われた。

体重は、それほど食べていない割に増えたので、最近は食事量を減らしている。

近所の方に、水分を取るのが重要と言われ、1日4リットルの水を飲んでいた。飲んでいる割に尿の回数は以前と変わらなかったこともあり、手足などにむくみが見られた。むくみをとる漢方を服用したところ、たくさん尿が出た。1週間後には、朝から寝込む日は無くなった。今は「お守り代わりに」と少しだけ常備している。

 

このように慢性疲労には様々な要因があるため、漢方の考え方に基づいて、「気」「血」「水」の巡りを良好にして治していくのが、一番の近道だと考えます。

それでも慢性疲労がなかなか回復しない場合は、大きな病気のサインかもしれません。当薬局でも、20代女性が、病院では特に異常が見つからないと言われたが、ひどい疲労感があると訴えて来られました。漢方薬を服用しましが、1週間経っても相変わらず疲労感が取れなかったため、早めにある部位の再検査に病院に行くよう話したところ、病気が見つかって手術に至った例もありました。

 

「ただの疲労だから」と軽視されがちの慢性疲労。

「休養しているのになかなか良くならない」「周りの人に怠けていると思われ、理解してもらえない」…etc

悩んでいる方にお勧めしたいのが漢方。

一人ひとりの体質、症状に合わせた漢方で「気」「血」「水」の巡りを良くし、健康的な栄養・睡眠をとれるよう、サポートしていきます。

思っていたよりもすぐに、漢方が効いて、皆様驚かれています。

疲労がなかなか取れない方、「最近疲れやすいけれど大丈夫?」と不安な方、是非ご相談ください。

 

新海薬局
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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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