漢方の力で心筋梗塞などを予防!
- その他の症状
今年は雨が少なく、首都圏の水がめと呼ばれる、利根川水系8ダムの貯水率が低下し、取水制限がされたのを覚えているでしょうか?
このところの台風や雷雨などで水不足が解消されたかと思いきや、まだまだ例年より少ない状態が続いているとのこと。
ここ山梨でも河口湖の水位が下がり、今年も浮島まで歩いていける状態になったとか…
心配する人も多いようで、ダムの貯水量をネットで調べる人が増えているそうです。
早く水不足が解消されると良いですね。
水不足で心配なのは人間の体も同じです。
「夏の暑さで喉が渇き、冷たいものをごくごく飲んでいませんか?」
「飲んでも飲んでもまだ飲み足りないような気がして、ついついたくさん飲んでしまう…。」
水分補給は大切ですが、ただの水や、冷たい甘いドリンクなどのとり過ぎは、かえって逆効果になることもあるのです。
冷たいものをとり過ぎると胃腸の働きが落ち、消化吸収機能が落ちてきます。
・体がだるい
・食欲がない
・下痢
などの症状は出ていませんか?
胃腸を冷やさないように冷たいものは控え、水分は一気にでなく、こまめに補給していくとよいでしょう。
水分不足で怖いのは?
水分が不足
血液中の血漿も減少し、血液は濃縮されて粘度が高くなる
血栓が出来やすくなる
心筋梗塞、脳梗塞、狭心症などの疾患が冬に多い心筋梗塞や狭心症ですが、夏に起こることも多いのです
漢方で、心筋梗塞などの予防を
夏の心筋梗塞予防には、
○体に潤いを与え
○心肺機能を高める
「生脈散」がおすすめです。
体の水分不足には、病院では、よく点滴が使われます。
漢方では、体に必要な体液を津液(しんえき)と呼び、この津液を増やす漢方を使っていきます。
中国では「生脈散(しょうみゃくさん)」と呼ばれるものがその代表です。
「生脈散」
「脈を生かす」との名の通り、心臓や肺の機能を高める効果があります。
毛沢東の危篤時に使われたのも、この「生脈散」です。
低血圧、不整脈、喘息など心肺機能が弱い人に効果的です。
酸素の供給量をアップし、心筋の収縮力を高め、血液循環を良くする働きがあります。
また、体に潤いと元気を与えてくれます。
日本では「麦味参顆粒」として販売されています。
疲労回復効果もあるので、夏バテで疲れがとれない方にもおすすめです。
この時期家庭に常備しておいて欲しい漢方です