帯状疱疹を漢方の目で見る―予防から神経痛ケアまで
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2025年より、65歳の方に帯状疱疹ワクチンの予防接種が定期接種の対象になりました。
このことからか、帯状疱疹に関心が高まり、質問されることが多くなりました。
帯状疱疹のよくある質問
質問1
「帯状疱疹ワクチンはどれがよい?」

上の表を見て比較し、ご自分に合ったワクチンをお選びいただけると良いと思います。
質問2
「帯状疱疹になった人はワクチンを受けなくてよい?」
過去に帯状疱疹にかかったことがある人も、再びかかる可能性はありますので、ワクチンを受けてもよいと思われます。
質問3
「帯状疱疹はうつる?」
うつりません。
ただし水疱瘡のワクチンを打っていない人や、水疱瘡にかかったことが無い人が接触した場合、帯状疱疹ではなく、水疱瘡を発症することがあります。
質問4
「先日うつ病になった友人が、帯状疱疹にもなったが、関係がある?」
関係はあります。
うつ病になると、眠れない、何もしたくない状態になります。
さらに食事もしっかりとれずに栄養状態が悪くなるので、免疫力が落ち、発症しやすくなります。
帯状疱疹の予防方法
免疫力を落とさないことです。
免疫力を下げる要因
1 老化⇒50歳以上で発症率が高くなる
2 疲労
3 睡眠不足
4 ストレス
5 病気中又は病後の体力低下
6 がん治療や、免疫抑制薬などの服用
7 栄養バランスの乱れ⇒過度な飲酒も含む
帯状疱疹と漢方
一生のうちに、3人に1人の割合で発症すると言われる帯状疱疹です。
発症すると西洋薬の、バルトレックスなどの抗ウイルス剤を服用することから、漢方薬というイメージはないかもしれません。
しかし帯状疱疹の湿疹の色や形状から、漢方の考え方である「湿」と「熱」の邪による湿疹ということで、夏場に多い疾患と思われます。
帯状疱疹に関連した当薬局の症例
◎前駆症状(40代男性)

5年前に、帯状疱疹になったことがあります。
その時は左腹部に湿疹が出る前に、皮膚の表面がチクチクし、シャツが肌に触れるのも辛かったのですが、今回も昨日から太もも部分に、同じ違和感があります。
早速病院に行きましたが、湿疹が出ないと診断できないとのことで、薬は処方してもらえませんでした。
何か良い薬がありますか?
仕事に追われ、イライラ感や不安感があったので「牛黄清心元」をお勧めしました。
服用後症状は治まり、湿疹も出ず、病院に行くこともなかったとのことでした。
帯状疱疹は、発疹の出る数日前から、前触れ、いわゆる前駆症状として
・だるさ
・微熱
・皮膚の表面がピリピリ、チクチクする痛み
・皮膚に触られるのが嫌
という症状がよくみられます。
このような前駆症状があった時は、過労と飲酒は控え、免疫力を上げると、その後発症しないですむ場合があります。
◎帯状疱疹後神経痛(50代女性)

半年前に帯状疱疹になり、その後も神経痛が続いています。
病院の薬を何種類も飲みましたが、治らないうえ、薬の副作用で食欲が増して体重が増えてきました。
「夢三七」を服用していただきました。
3か月程たったころから、病院の薬を全く服用しなくても平気になりました。
気になっていた体重は、特にダイエットもせず、もとに戻ってきました。
帯状疱疹後の神経痛には、「夢三七」のほか「独活寄生湯」「苓姜朮甘湯」「五積散」「疎経活血湯」などもよく服用されます。
帯状疱疹と漢方というと、ほとんどが帯状疱疹後の神経痛の相談です。
でも、免疫力を落とさないことや、前駆症状を見逃さずにそれに応じた漢方薬を服用することが、一番大事かもしれません。









