お悩み別漢方

何となくブルー~不安障害

  • その他の症状

こんな不安・お悩みありませんか?

✓何となくむなしい。

✓他人がやっていることが気に入らずイライラする。

✓やる気がしない。

✓学校や会社に行きたくない。

✓食欲がない。

✓食べてもおいしくない。

✓緊張して思うような行動がとれない。

✓過去のことを考えすぎて辛い。

✓他人から悪口を言われている気がする。

✓考え事ばかりで寝付けない。

✓頭痛・動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・吐き気・発熱等の症状があるが、検査では異常がない。

 

漢方ではどう考える?

他人からは気のせいと思われがちなこのような症状は、漢方では心と身体のバランスが崩れているためと考えられています。

「病は気から」と言われるように、「気」のコンデションによって、心と身体の健康状態が決まると考えられ、気の流れを重要視しています。

実は「色々な検査をしてみても特に問題はないけれど、何となく体調が優れない」というような症状は漢方の得意分野なのです。

 

身体のSOSサインを見逃さないで

自覚症状を見過ごしてはいけません。これは重要な心と身体のSOSサインなのです。大病はサインを見逃すことから始まっています。漢方ではこの些細なSOSサインを「未病」と言います。この未病にいち早く気づき取り除くことによって、大病を事前に予防することを心掛けたいものです。

 

特に春は気をつけて

漢方では、不安障害は五臓六腑の肝と心の働きと関係があると考えます。肝の働きは春に悪くなり、心の働きは夏に悪くなります。だから不安障害は春と夏に多く見られます。

 

不安障害の主な漢方薬

逍遥散 加味帰脾湯 帰脾湯 柴胡加竜骨牡蠣湯 桂枝加竜骨牡蠣湯 抑肝酸加陳皮半夏 大柴胡湯 温胆湯 半夏厚朴湯 柴胡疎肝湯 甘麦大棗湯 等

 

一人一人の身体と心に合った漢方薬を季節性も熟慮しながら選ぶことが重要です。

 

当店での症例

◎36歳女性

妊娠中の不安感と軽い息苦しさで、当帰芍薬散を服用していた。ただ25歳時に、パニック障害から過呼吸になり、夜中に病院に運ばれ注射で治った経緯がある。

妊娠中なので、過呼吸時に注射や安定剤は避けたいということで、当帰芍薬散の他に、漢方薬で過呼吸時用の頓服薬を常備していた。

妊娠9か月目に、突然ご家族からお電話があり、過呼吸になったが、病院に行きたがらないのでどうしたらよいかとのこと。とりあえず、常備していた過呼吸用の漢方薬を飲ませ、病院に行くよう指示。一服飲んだら信じられないくらい呼吸が楽になり、その後病院へ行った。病院の待合で、少し不安になったせいか、やや呼吸が乱れたが、特に問題ないと診断された。その1か月後3,700gの元気な赤ちゃんを無事出産した。

 

◎35歳女性

人前で話すのが苦手。以前壇上で話した時に、膝がガクガクし、手も震え声が出なくてとても恥ずかしい思いをした。今度またPTA総会で、皆の前で話さなければならず、とても憂鬱。

人前で上手に話せる漢方薬ってあるの?と何気なく雑談のつもりで言った。人前であがらない漢方薬はもちろんあると説明したところ、大変驚かれ試しに3回分を持って帰られた。

当日壇上に上がる直前に、おまじないのつもりで服用したところ、震えることなく上手に話せてびっくりしたとのこと。それから、人前で話すときは、漢方薬を飲んでから臨むようにしている。

 

この症例の2名は、全くの別人で、症状も異なりますが、服用していただいた漢方薬は同じものです。

ただし、1回の服用量は異なります。漢方薬は自己判断で服用せず、是非ご相談してください。

 

新海薬局
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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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