お悩み別漢方

冷えと不妊

  • 不妊の悩み

急に暖かくなり、半袖で歩く人の姿も見受けられるようになりました。

冷え性の人にとってはようやくほっとできる季節です

しかし、若い女性は意外と寒さや冷えにに無頓着というか、恐れを知らないというか…

冬の寒い季節でも短いスカートでいたり、夏でもクーラーの効いた部屋で冷たいものをたくさん飲んだり…

冷えは様々な体調不良を引き起こします。

不妊もその一つ。

海外では、昔から冷たいものが体によくない、冷えは良くないと考えられている国もあり、そこでは氷の入った飲み物や冷蔵庫から出したばかりの飲み物は飲むな、と言われているのですよ。

 

冷えの原因

冷えの原因として次のようなものがあげられます。

 

1.外的なもの

環境によるもの(冬の寒さ、職場環境)、冷房、冷たい飲食物、薄着など

 

2.内的なもの

ホルモンバランスの乱れ、ストレス、自律神経失調など

 

上記1は気をつければ防げるものですよね。

妊娠しようと思っている女性は特に、冷えに気をつけてほしいものです。

 

女性にとって、冷えは大敵!

特に下半身は冷やさないこと。

 

骨盤の中には、子宮、卵巣、卵輸管など、妊娠に直接かかわる器官がはいっています。

冷えは、骨盤への血液の流れを悪くし、これらの器官の働きを悪くしてしまいます。

そして、不妊につながることも!!

 

冷えから体を守る

1.冷たい飲み物、食べ物はなるべくとらない

2.薄着は避ける(特に下半身が冷えないように気をつけて)

3.クーラーのある部屋でも、ひざ掛けをするなど、冷えない工夫を

 

冷えには漢方がおすすめ

血液の流れを良くし、体を温める作用のものがいろいろあります。

 

よく使われる漢方

婦宝当帰膠

とても飲みやすい漢方で、生薬の当帰(トウキ)が含まれていています。

当帰は体を温め、骨盤の血液の流れや働きを改善し、女性ホルモンのバランスを整えてくれます。

冷えが強い人には、動物生薬が使われているものもおすすめです。

参茸補血丸(サンジョウホケツガン)、海馬補腎丸(カイマホジンガン)、双料参茸丸(ソウリョウサンジョウガン)など。

漢方は体質や症状に合わせて、体に合ったものを使い分けていきます。

まずはご相談ください。

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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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