お悩み別漢方

なかなか治らない口内炎は漢方で解決!

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今年のお正月は遠出をし、添乗員さんも入れて総勢35人のツアーに参加しました。

 

今回に限らず、旅行の時はいつも常備薬を準備して行きます。

旅行中、家族も含めて、喉がイガイガするとか頭痛とか色々ありましたが、特に大事には至りませんでした。

ところが帰りに向かう空港で、添乗員さんに

 「薬剤師さんは、口内炎の薬を持っていますか?」

と、突然小声で聞かれました。

 

私は今までの旅行で、口内炎の薬は持ち歩いたことが全くなかったので、意表を突かれた感じになりました。

そこで

「口内炎の方は、どの方ですか?」

と、添乗員さんに尋ねてみましたら、40歳くらいの男性でした。

その男性は

「今まで、こんなにひどい口内炎になったことがない。痛くて仕方ない。旅行中の食事にあたったのではないか、他の方は大丈夫か」

などと、添乗員さんに言っていたそうです。

 

 

旅行は食事付きでしたが、飲み物は別料金でした。

この男性はワインやビールを追加注文し、昼夕食時に結構飲んでいたようです。

また、家族が食べ残した分も召し上がっていました。

疲れも重なっていたとは思いますが、食べ過ぎ飲み過ぎが一番の原因だと思いました。

両目も充血して、顔も火照っていたので、漢方の「湿熱」タイプだろうと想像しました。

そこで

「暴飲暴食が原因だと思うので、飛行機内では、アルコールはもちろん、脂っこい物や甘い物は控えるようお話してください」

と添乗員さんにお願いしました。

 

ところで、口内炎の薬は、一般的にはステロイドの軟膏です。

飲み薬はビタミン剤がよく処方されます。

しかし漢方では原因によって薬が異なります。

実は口内炎の飲み薬は、西洋薬より漢方薬の方が沢山あります。

 

漢方でみる口内炎

{口内炎の原因}

1 湿熱⇒暴飲暴食によるもの

2 肝気鬱血⇒ストレスによるもの

3 脾陽虚⇒胃腸が冷えているもの

 

この3種類が多くみられます。

前述の男性は湿熱タイプだと思われます。

 

 

当薬局症例1

17才女性

 

 

「耳が詰まる感じもあるし、耳鳴りがある。肩こりもあるし、最近頭痛の頻度が多い。あれこれ症状があるので、病院に行くにも何科に行って良いかわからない。生理前は特に症状が重い」

とのご相談でした。

 

ーーー

大学受験前でしたので、ストレスが原因の『肝気鬱血』と考え、『逍遥散』をお求めいただきました。

「3か月ほど毎日しっかり服用しました。耳の症状はすぐ取れました。頭痛の頻度も随分減りました。相談時には特に話しませんでしたが、毎日口内炎があるのが当たり前でした。でも、漢方薬を飲んで口内炎がなくなったのでびっくりしました」

と話してくれました。

 

 

当薬局症例2

17才女性

「半年ほど、口内炎がなかなか治りません。お腹は元々丈夫ではありません」

とのご相談でした。

 

 

 

ーーー

顔色も優れず、手足も冷たいこともあり、『脾陽虚』と判断しました。

『人参湯』をお求めいただき、同時に食事指導をしました。

飲み始めてから、1週間ほどで、口内炎が治ったと喜んでいただきました。

 

 

このように同じ17歳女性ですが、口内炎の原因が違うので漢方薬も異なります。

 

2月は、寒かったり、受験シーズンだったり、年末年始の暴飲暴食によるものだったりと、口内炎に悩まされる方が多いようです。

痛みがひどく食事もとれないなど、重症化することもあります。

口内炎がなかなか治らない方、繰り返す方、原因や、体質に合った漢方を一緒に考えてみませんか。

是非ご相談ください。

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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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