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丙午はイライラや動悸に注意?2026年に気をつけたい「心火亢盛」とは

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丙午

あけましておめでとうございます。

 

今年は、丙午(ひのえうま)なので、出生率が悪くなり、少子化がより進行してしまうのかと、新年早々ちょっと心配になります。

そもそも令和になってから、街中で保育園バスや幼稚園バスをあまり見かけなくなりました。その代わり、介護関係のデイサービス車が随分増えたように思えます。

「丙午」の女性は「気性が激しくて夫を不幸にする」という根拠のない迷信から、60年前は出生率がかなり低下してしまいました。

そこで暦では「丙午」はどんな年か、詳しい女性に聞いてみました。

 

 

 

「丙」「午」は、どちらとも「火」の性質を持つことから、「火」のエネルギーが強力になる年と言われています。

 

このことからも、昔から「丙午」は、火事が多い年と言われています。

一方で、景気が良くなり、株価が上がる年とも言われているそうです。

興味深いことに、日々の暦から身体変化や感情の動きも説明できるそうです。

今年1年は感情も火のようになり、一瞬でひらめき、行動力も盛んになり、衝動的になりやすい傾向の年だそうです。

 

漢方(中医学)的に考えてみると、「丙」「午」「熱・炎・陽気爆発」が、「心」「小腸」に作用することから、「心」の熱が過剰になる「心火亢盛」という身体の症状になりやすい年と言えるでしょうか。

そんなことを念頭に1年を過ごせたら、体調の変化に対応しやすいのではないかと思います。

 

「心火亢盛」について詳しく見ていきましょう。

 

「心火亢盛」

【 症状 】

・胸がもやもやする

・不安感

・興奮しやすい

・動悸

・不眠

・夢を多くみる

・心神が乱れる

・顔が赤く熱い感じがある

・口.喉が渇く

・尿の色が濃い

・尿が出にくい

・排尿痛

・血尿

 

【 原因 】

・ストレス

・過労

・不規則な食事(辛い物を過度に摂取)

・怒りや焦りの長続き

 

 

{当薬局の症例}

<20歳代男性>

大学の卒業試験に、あと数点足りなくて落ちてしまいそうです。

このままでは留年です。それを考えると、毎日心臓が口から飛び出てしまうのではないかというような、動悸がします。

たぶん精神的な動悸だろと思います。よい漢方薬はないですか?

ーーー

赤ら顔で、頻繁に水分補給をしていたことから「心火亢盛」と判断し、牛黄清心元を、薬局内で少量服用していただきました。

大きなため息をつき「すっきりした~」とおっしゃり、すごく落ち着いたと喜ばれました。

 

 

<20歳代女性>

2週間前に風邪をひいて、やっと治りました。

でも尿が出にくくなりました。また、動悸も気になるようになりました。

連休になり病院は閉まっているので困っています。何か良い漢方薬はありますか?

 

ーーー

急性疾患の回復期に、ストレスも重なり、イライラしすぎて排尿異常が出たと判断し、清心蓮子飲をお渡ししました。

清心蓮子飲は、神経質な傾向があり、取り越し苦労が多い「心火亢盛」の方の尿トラブルによく服用されます。連休明けには完治したと報告がありました。

 

今年は、暦的に「心火亢盛」の症状が起きやすくなるのかもしれません。

日頃から怒りすぎ・焦りすぎからくるイライラに注意しましょう。

一方で、エネルギーに満ち溢れ、大きな飛躍のチャンスの年でもあります。

新しいことや諦めていたことにチャレンジしたり、「丙午」の迷信に惑わされず、妊活や出産などに取り組んでみませんか?

 

皆様が健康でいられるよう、薬局一同、本年も頑張ってまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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