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帰脾湯(きひとう)

  • 小太郎漢方製薬

 

帰脾湯

『帰脾湯(きひとう)』 は、宋時代の 「済生方」 という古典書で紹介されている処方です。

胃腸を丈夫にし、貧血症状を改善します。
また、不安や緊張感をやわらげ、寝つきをよくします。

 

『帰脾湯』は、 体力がなく、胃腸虚弱な人で、
疲れやすい、食欲がないといった「気虚(ききょ)」の症状や、
顔色が悪いなどの 「血虚(けっきょ)」の症状がある場合の、不眠症や不安、
抑うつ気分、あるいは、貧血の治療などに用いられます。
寝汗、動悸などの症状も処方の目安となります。

 

メーカー:小太郎漢方製薬

 

構成生薬

・黄耆(オウギ)

・酸棗仁(サンソウニン)

・人参(ニンジン)

・白朮(ビャクジュツ)

・茯苓(ブクリョウ)

・遠志(オンジ)

・大棗(タイソウ)

・当帰(トウキ)

・甘草(カンゾウ)

・生姜(ショウキョウ)

・木香(モッコウ)

・竜眼肉(リュウガンニク)

 

当店の症例

 

 

<60代女性>

秋になったら、急にもの寂しくなり不安感があって眠れません。
動悸があり、食欲もありません。何か良い漢方薬はありますか?

…というご相談でした。

 

ご相談に来られた女性は、

帰脾湯を飲み始めてから、すぐに食欲が出てきて、 動悸もなくなり、眠れるようになりました。
不安感や気持ちの方は、2週間ほど飲み続けて、体が元気になるにつれ、
少しずつ良くなっている気がします。
しばらく飲み続けようと思っています。

・・・というご感想をくださいました。

 

この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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