銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)
- 松浦薬業
いわゆる『風邪薬』なのですが、
有名な葛根湯との違いは、
風邪の引き始めから
◎熱っぽい(発熱)
◎頭痛
◎のどの腫れや痛み
◎粘りのある鼻水や痰が出る
◎のどの渇きがある
こういう『熱』タイプの風邪の時、
銀翹解毒散はよく効きます。
葛根湯は『寒』タイプの風邪なので
ゾクゾクするとか、悪寒がある時の
風邪の時に飲む漢方薬です。
メーカー: 松浦薬業
構成生薬
キンギンカ
タンズシ
レンギョウ
ゴボウシ
キキョウ
タンチクヨウ
カンゾウ
ケイガイ
ハッカ
レイヨウカク
当院の症例
【20代男性】
コロナワクチン3回目を打たれた
20代男性のご家族が来局されました。
カロナールが品薄になっていると聞き、
心配になったとのこと。
ワクチンを接種された男性は、
接種24時間後から、
頭痛と37.8℃の発熱があるそうです。
1回目、2回目のワクチンの時は、
発熱はあったものの、
頭痛はなかったようです。
ワクチン後の副反応に使える漢方薬はありますか?
…とのご相談でした。
男性に銀翹解毒散を3日分処方したところ、
一包飲んだら頭痛が治まり、
熱も下がってかなり楽になった。
翌日には平熱に戻ったそうです。
ワクチン後の経過が楽に過ごせたようだと、
ご本人、ご家族共に喜んでおられました。
中国では、銀翹解毒散をコロナ感染初期に
使うこともあるようです。