痛みしびれに独歩顆粒(どっぽかりゅう)
腰痛、関節痛や下肢のしびれ、痛みにしっかり届く漢方薬、独歩顆粒(どっぽかりゅう)[第2類医薬品]についてご紹介します。
独歩顆粒(どっぽかりゅう)
イスクラ独歩顆粒(どっぽかりゅう)は、トウドクカツ、ソウキセイなど16種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、疲れやすく、下肢が冷えやすい方の腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛みの改善を目的としております。
「独歩顆粒(どっぽかりゅう)」は中国の唐の時代、日本では大化の改新の頃にまとめられた「千金要方」に記された処方(645年)を元に開発されました。
この歴史ある処方は、中国ではポピュラーですが、日本では比較的新しい処方です。
痛みというのは当たり前ですが、昔からあるものです。
鎮痛剤の進化は素晴らしいものがありますが、薬が切れればまた痛み、より強い痛み止めが必要となり、患部を悪化させる恐れがあります。
中医学では痛みを『不通則痛(ふつうそくつう)』・『不栄則痛(ふえいそくつう)』という2つに原因を分けています。不通則痛は気血の巡りが悪くなると痛くなるという意味で、不栄則痛とは栄養不足になると痛むという意味です。
これは外的要因である風・寒・温と、内的要因である気血不足・腎の不足と考えています。
独歩顆粒(どっぽかりゅう)は16種類の温める、風湿を取り除く、鎮痛、気血を補う補腎をする各生薬を使った漢方薬です。この生薬の配合と割合が重要となってきます。特に温める効果は筋(すじ)、筋肉、骨まで達するとされています。
おすすめしたお客様からは「痛みがとれた」「楽になった」と喜びの声が届いています。しびれ、痛みの際はどうぞご相談にいらして下さい。
痺証3つのポイント
中医学(中国漢方)では、痛みやしびれといった症状を総称して痺証(ひしょう)と呼びます。痺証(ひしょう)は大きく3つのポイントで考えて、対応すると良いでしょう。
邪気の侵入を防ぐ
痺症の初期段階は、主に風邪(ふうじゃ)・湿邪(しつじゃ)・寒邪(かんじゃ)・熱邪(ねつじゃ)といった、痛みやしびれの外からの要因、邪気(じゃき)の侵入によるものです。邪気は他の邪気を引き連れて、経絡(けいらく:ツボ)に入り込むといった特徴があります。例えば湿度の高い日に、湿邪が侵入する際に寒邪を引き連れてくる、といった具合です。この場合、痛みが強くなります。
いずれの場合も、体内に入り込んだ邪気を早めに追い払うことで症状の長期化を防ぐことが出来ます。
邪気を発散する食べもの
しょうが、ねぎ、へちま、シナモン、ボケ(木瓜)、うど、はと麦など。
守るちからを育てる
気血(きけつ)が足りなかったり、腎や肝のちからが低下していると、体を守るちから、バリア力、免疫力も低下してしまいます。体を守るちからが落ちた状態でいると、邪気(じゃき)から体を守ることは出来ません。また、気血の流れも悪くなる一方です。
この状態の場合は、まず気血を補うことを最優先に考え、次に腎肝の機能を正常化することを目指しましょう。
気血を養う食べもの
黒豆、黒ゴマ、黒米、山芋、大豆、松の実、くるみ、手羽、鶏マメ(鶏の腎臓)、豚足など。
気血の流れをスムーズに
中医学には『通じざれば即ち痛み、通ずれば即ち痛まず』という言葉があり、気・血の流れが滞ると痛みが起こると考えます。初期の痛みを引き起こす邪気の侵入も気血の流れを滞らせる要因となります。気血の流れが停滞することで起こる痛みは慢性化しやすく、悪化しやすいので、早めの改善を目指しましょう。
気血の流れを良くする食べもの
よもぎ、らっきょう、八角、山椒の実、紅花、茴香など。
同病異治(どうびょういち)、異病同治(いびょうどうち)
人間は十人十色、百人百色、みなそれぞれ違います。
中医学には【同病異治(どうびょういち)】【異病同治(いびょうどうち)】という言葉がありますが、同じ症状でも、原因が異なる場合は治し方も異なりますし、違う症状でも原因が同じ場合は治し方も同じになることもあります。
セルフケア、セルフメディケーションとは、自分ひとりで薬を選択して病気や症状を治すこと、ではありません。
漢方薬を用いる際は、漢方薬局の専門スタッフに是非ご相談ください。
新海薬局は、確かな知識と経験、実績を積んでおりますので、適切なアドバイスを差し上げることができます。ひとりで抱えこまず、お気軽にご来店・ご相談にいらしてくださいね。
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