春の不調…だるい、眠れない、やる気が出ない… etc.
薬局の前にある、舞鶴城公園は桜が真っ盛り。今日も多くの家族連れや花見客でにぎわっています。
「目の前に桜が見えてうらやましいですね」と皆さんに言われます。
この舞鶴城は信玄公祭りのメイン会場となる場所です。
今年は4月3日(金)~5日(日)、有名な武者行列は4月4日(土)です。
桜の花びらが舞う中、壮大な武者行列が進んでいく様は、とても感動的です。
信玄公祭りまで、何とか桜が散らずにもってほしいものです。
お祭りや桜や春の景色を楽しむ人が多い中、
体や心の不調に悩む人が増える
のもこの季節です。
春は環境の変化が大きい季節です。
進級や進学などで、新しい人達と新しい環境で過ごさなければならない。
職場でも、仕事の内容が変わったり、移動があったり。
天気まで、暑くなったり寒くなったりを繰り返す。
そして
なんとなく気分が落ち込む、やる気が出ない、イライラする、
体がだるい、眠れない、反対に眠気がひどい など…・
環境がそれ程変わらなくても、不調になることだってありますよね。
原始的な生活をしていた名残があるのでしょうか。
冬は人間の体は冬眠状態。狩りや農作業はお休みして春に備えます。
(科学的に言うと、ノルアドレナリンが優位を保っている季節です。)
春は活動を始める時期。
(アドレナリンが活発に働きだします)
しかし、この季節の変化に体がうまく対応できないと様々な不調が起こってくるのです。
例えば、朝目覚めた時、スッキリとした頭で、元気に起きられる人もいれば、
なかなか目が覚めず、起きてもしばらくボーっとしてしまい、体が活動状態になるまで時間がかかる人がいるのと同様です。
まずはこんなことから始めてみましょう
● 早起きする
(起きたらカーテンを開け、春の朝日を浴び、深呼吸する)
● 適度な運動をする
(激しい激しい運動は必要ありません。春の息吹を感じながら散歩するなど工夫しましょう)
● 趣味などをもち、ストレスを発散できるようにする
(春は新しいことに挑戦するチャンスです)
● 旬の食材を毎日の食事にとりいれる
(よく噛んで、春のめぐみを味わっていただきましょう)
● 食べ過ぎない
(腹8分目を心がけましょう。食べ過ぎて、夏近くなり慌ててダイエットなどということにならないように)
漢方
で体を整えるのもおすすめです
漢方では、季節の変化に体がついて行けない状態を、気・血・水の巡りが悪くなっている状態ととらえます。
気・血・水が全身にスムーズにめぐるようにコントロールしているのが「肝」
この「肝」はストレスに弱い臓器です。
精神的なストレスなどの影響で肝の働きが悪くなると
イライラする、やる気が起こらない、寝付けないなどの症状が出てきます。
「肝」の働きを良くしながら、気・血・水の巡りを良くしていくことが大切。
不調をそのままにせず、漢方で体を整えていきましょう
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