お悩み別漢方

抜け毛と頭皮のかゆみ

  • 男性の悩み

「あたまがかゆい」
「抜け毛が気になる」
「髪の毛がパサつく」

頭皮の症状のご相談が多くなる秋、なぜ秋にかというと、夏の強い紫外線の影響が考えられます。

頭髪、頭皮が、夏の強い紫外線を浴びることにより、ダメージを受け、またダメージが蓄積して、抜け毛やフケ、頭皮のかゆみ、といったトラブルを招いていると考えられます。

他にも、汗をかいたあとのスキンケアが良くなかったり、冷たいものの食べすぎ飲みすぎ、食欲不振による栄養不足、睡眠不足など、秋には夏の疲れがどっときて頭皮トラブルにつながることがあります。

 

抜け毛

誰でも一日に100本は髪の毛が抜けます。

これは髪の毛の生え変わりですが、特に秋は一日200本抜けるともいわれているので、本数は気にしなくて大丈夫です。しかし、例えば細くて短い毛がたくさん抜けているなあ、という場合はヘアサイクルが乱れている可能性があるので注意が必要です。

髪の毛は1本が大体3年~6年くらいの寿命といわれています。
3年~6年もの時間を費やし成長し、抜け落ちるのですね。

しかし、細い毛や短い毛が抜ける、といった場合は、何らかの原因で、十分に成長しないまま休止期を迎えているのかも知れません。これはヘアサイクルの乱れを意味します。

ヘアサイクルの乱れ、抜け毛や薄毛の原因は、遺伝的なもの、肥満によるもの、生活習慣によるもの、が多いと考えられています。

髪の毛の遺伝子は母方から受け継がれる(X染色体)ということもわかってきています。「そういえば母方の祖父は髪の毛が薄い」「母の兄や弟は髪の毛が薄い」と思い当たる方もいるのではないでしょうか。ですが、遺伝的原因は可能性のひとつであり、他の原因は自分でなんとかできると思いませんか?

肥満や生活習慣を改善していくことは生活習慣病予防にもアンチエイジングにもつながります。

こんな時には漢方薬や中医学の智慧が大いに役立ちます。是非はじめてみましょう。

 

頭皮のかゆみ

さて、頭皮のかゆみが気になる方の原因としては以下のようなものが挙げられます。

皮脂が少ないために頭皮を守り切れず皮膚のターンオーバーが早まっている
頭皮の老廃物が頭皮を刺激してかゆみを発生させる

頭皮が白いフケに覆われていたり、薄い紅い炎症を起こしていたり、頭皮がかゆいという方も簡単にいうと、頭皮の環境バランスが崩れてしまっている状態です。

洗髪の仕方、食生活、生活習慣、スキンケアを見直し、頭皮を正常な状態にしていきましょう。

特に皮膚は脾胃(胃腸)と深い関係にあります。脾胃(胃腸)を整えて健やかなお肌を目指しましょう。

 

生活習慣の改善ポイント

* 冷たいものを飲まない食べない
* 生もの、白砂糖は身体を冷やすので控える
* 高カロリー、高脂質の食事は控える
* 和食を中心に、腹七分で三食摂る
* なるべく多くの食材を摂る事を心がける
* しっかりと呼吸をして一日一万歩は歩く習慣をつける
* タバコ、お酒は控える
* 過労、睡眠不足は解消する
* ストレスはその日のうちに解消する

 

髪の毛の洗い方

洗髪は、ぬるま湯で両手の指の腹を使って行いましょう。

決して爪でごしごしと洗ってはいけません。

まず最初に、お湯で髪の毛を十分に濡らし、ざっくりとお湯だけで洗い流すと良いです。湯シャン(ゆしゃん)といいます。

それからシャンプーを手のひらで泡立ててから髪の毛につけて洗いましょう。この時、地肌を洗うことを意識します。

洗い終わったら十分にすすぎましょう。

リンスやトリートメントは、毛先だけにつけ、頭皮にはつけないようにしましょう。すすぎの時には地肌にリンスやトリートメントが残らないよう、しっかりと流すようにしましょう。

髪の毛を乾かす時は、髪の毛をタオルではさみ、ポンポンと押すように水気をとります。タオルドライ後はドライヤーなどを使って根本からしっかりと乾かしましょう。タオルを長時間、頭に巻いたままでいるのはやめましょう。

洗髪後には、あなたにあったスキンケアをしてください。オリエンタルハーブのスキンケアがおすすめです。

お一人お一人の症状や環境によっておすすめの商品が違います。あなたにピッタリのスキンケア製品、漢方薬をご案内いたします。なかなか治らない!という方もお気軽にご来店ご相談にいらしてください。

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この記事の執筆者

新海薬局

薬剤師 丹沢 仁美
Hitomi Tanzawa

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